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教育ICT

研修重ねて意識が変わる “共有”の体験がポイント~文部科学省遠隔教育事業・南信州遠隔教育セミナー

2021年2月1日

■飯田市教育委員会 牧 友博指導主事

牧指導主事は遠隔による教員研修について報告した。

11台のPC配備が10月末に予定されていたことから、信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター(以下、学びセンター)と協力して、ICT活用中核教員育成研修を完全オンラインで8月から12月にかけて計4回実施。

GoogleスプレッドシートやGoogleスライド等の共有について体験。研修後は、具体的な授業目標も提示した。「児童生徒が共同編集機能を使って意見共有・交換する授業を行う」等を課した。

12月からは、学びセンターの協力により、自主参加で放課後ゼミも実施。Zoomのブレイクアウトルームでお互いの授業活用の様子について報告し合い、各校の生の声と工夫を共有した。

飯田市の全28(小学校19・中学校9)のうち、全クラスで共同編集等の授業を行った学校は、10月は2校であったが12月には15校まで増加。多くの学校で最初の一歩を踏み出している。

ある教員の感想を追うと、8月は「不安しかない、支援がほしい」、10月「わからないことは多いができることから始めたい」、12月「授業の際に協力してくれた同僚に感謝。さらに取組を進めたい」と、回を重ねるごとに積極的になっており、研修と共に、管理職の理解と同僚の協力が教員の原動力になるという例が多く見られた。

■南箕輪村立南部小学校 小松良介教諭

小松教諭は自校での研修について報告。

当初はログインも大変であったが、研修により、指導者用デジタル教科書の活用が始まるなど、少しずつ教員の意識の変化が感じられるようになった。8月、オンライン学習のイメージを持つことを目的に、Zoomを体験。「やりながら覚える」ことの重要性を共感できた。9月、オンライン朝の会などを体験。10月、同じファイルを複数人数で同時に書き込む体験をしたところ、研修後、授業活用のアイデアが教員同士の話題にのぼった。12月、オンライン朝の会の模擬授業を若手教員が実施。子供が朝食の内容を紙に書いて一斉に見せるなど、遠隔ならではの朝の会で、子供が楽しんでいる様子がわかった。

子供の順応は早く、進んでタイピング学習をし、すぐにスキルとして定着。コメントを瞬時に共有できるJamboardは、簡単に取り入れられるツールとして活用が始まっている。全4回の研修で前向きな言葉が増えた。

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