経済産業省DX室は、クラウドネイティブの協力のもと、実証環境の構築とクラウド関連ツールの活用を試み、「デジタルツール導入実証・調査事業報告書」として取りまとめた。
■ゼロトラストの概念を取り入れて実証と調査を実施
行政組織において様々なデジタルツールを活用し、モダンかつセキュアな業務インフラを検討するため、経済産業省からクラウドネイティブが委託を受け、ゼロトラストの概念を取り込んだ環境を構築し、実証と調査を行った。
■DX室でデジタル化による利便性の向上を図る
経済産業省では2018年から、デジタル・トランスフォーメーション室を設置。ユーザーの視点に立った行政手続きのデジタル化による利便性向上および省内職員の業務効率化を実現するための方策の検討と実施を図ってきた。
■効率的に業務を遂行できる環境を構築
その一環として、特に業務のデジタル化の推進に向けて、タスク管理、コミュニケーション、BI等のクラウド関連ツールを情報セキュリティに配慮しながら活用。職員が効率的に業務を遂行できる環境の構築を推進している。
■効率的な業務環境の早期実現に向けて
こうしたクラウド関連ツールを活用した効率的な業務環境を早期に実現するため、今後の省内での活用を視野に実験的にその活用を試み、その知見を蓄積・共有することを目的として「デジタルツール導入実証・調査事業」を実施し、報告書として取りまとめられた。
■安全で利便性の高いクラウドファーストな環境を目指す組織に
本報告書は、安全で利便性の高いクラウドファーストな環境にIT基盤を移行したいと考えている組織においても参考となるよう記述。経済産業省がGitHubで公開している。