堺市立東百舌鳥中学校60期生は、5月に行う修学旅行にむけて、平和学習の一環として「記憶に残る平和への取り組み」を企画。生徒たちが平和について考え、主体的に取り組める活動を検討した結果、平和をテーマにした下絵を描き、その上から沖縄戦で犠牲となった一般市民の数「94,000人」にちなみ、94,000枚のシールを貼ってモザイクアートを完成させることになった。さらに、同様の平和活動事例を調べていくなかで、「キッズゲルニカ」の取り組みを知り、今回の作品をキッズゲルニカプロジェクトの一環として発表することが決定した。この活動を通じて「自分たち自身の記憶に残る平和学習」を目指す。
キッズゲルニカはピカソの『ゲルニカ』と同じ大きさのキャンバス(3.5m×7.8m)に子どもたちが平和の絵を描くという国際的なアート・プロジェクト。地球全体をキャンバスにして平和の精神を表現し、人々をつなげていくアートですでに45カ国で210点以上の平和の絵が制作されている。