(公財)東京都環境公社は学校の夏休み期間を利用して、小学校の教員などを対象に、教科学習に沿った環境学習プログラムを紹介し、体験してもらう研修会を実施する。今年の小学校教員向け環境教育研修会は、第1回「今から始めるSDGs~環境教育の第1歩」(7月24日)、第2回「里山で昔生活体験」(7月29日)、第3回「多摩川探検隊」(8月1日)、第4回「ごみを出さない生活を考えよう」(8月5日)、第5回「森から海へ流れるものたち」(8月8日)の全5回にわたって行われる。
小学校教員向け環境教育研修会では、授業でできるような子供たちが体験して楽しく学ぶ手法を提案。体験的な環境学習で他者とのつながりを知るとともに、考え、調べ、行動する力も身につけられる。研修会ではゲストティーチャーによるフィールド実習や、教科学習に沿った環境学習プログラムを体験できる。また、小学校の教員だけでなく、中学校の教員や教職課程の大学生も参加できる。
<2025年度 小学校教員向け環境教育研修会 概要>
◎第1回「今から始めるSDGs~環境教育の第1歩」
テーマ:SDGs、エネルギー
SDGsや環境教育についての基本的な考え方や取り組み方を確認。参加者のグループワークを通してカリキュラムを作ってみることで、実践のヒントを掴む。
日時:7月24日(木) 13時30分~16時30分
場所:アビタス新宿会議室(新宿区)
内容:環境学習の推進事例の紹介、SDGs・ESDの解説、
年間スケジュール(ESDカレンダー)の作成
講師:全国小中学校環境教育研究会会長 多摩市立連光寺小学校校長 關口寿也氏
定員:25人程度
対象:小学校教員(小学校向けの内容だが、他の教員も参加可能)
申込期限:7月23日(水)17:00まで
参加申込:以下の参加フォームから申し込む
◎第2回「里山で昔生活体験」
テーマ:ごみ・自然・里山の生活
東京にある豊かな里山の中で自然と人間の暮らしとが上手く関わり合い、循環・持続する社会について、子供たちの気づきや興味を引き出し分かりやすく伝える方法を学ぶ。
日時:7月29日(火) 10時00分~15時00分
場所:八王子滝山里山保全地域
内容:里山の生態系を見学、山のごみ拾い、昔の暮らしを体験(竹細工づくり等)
ゲストティーチャー:NPO法人自然環境アカデミー
定員:25人
対象:小学校教諭(小学校向けの内容だが、他の教員も参加も可能)
申込期限:7月28日(月)17:00まで
参加申込:以下の参加フォームから申し込む
◎第3回「多摩川探検隊」
テーマ:ごみ・自然・水環境
水と人との関わり、水の循環、川にすむ生き物の種類と水の汚れの関係性を題材に、子供たちが生活と水との関わりに気づき、考え、行動するきっかけを提供するプログラムを体験する。
日時:8月1日(金) 10時00分~15時00分
場所:福生市周辺の多摩川(福生市立第五小学校)
内容:水生生物調査体験、川のごみひろい
ゲストティーチャー:NPO法人自然環境アカデミー
定員:25人
対象:小学校教諭(小学校向けの内容だが、他の教員も参加も可能)
申込期限:7月31日(木)17:00まで
参加申込:以下の参加フォームから申し込む
◎第4回「ごみを出さない生活を考えよう」
テーマ:ごみ・資源循環
中央防波堤埋立処分場の見学を通じて東京のごみの現状を知ると共に、食品ロスゲーム体験で楽しく理解し、自分事化するプログラムを体験する。
日時:8月5日(火) 13時00分~16時30分
場所:中央防波堤埋立処分場
内容:ごみ処分場の見学、東京のごみの現状説明、食品ロスゲームのプログラムを体験
講師:東京都環境公社職員
定員:25人
対象:小学校教諭(小学校向けの内容だが、他の教員も参加も可能)
申込期限:8月4日(月)17:00まで
参加申込:以下の参加フォームから申し込む
◎第5回「森から海へ流れるものたち」
テーマ:ごみ・自然・海の環境
森から流れてくるものは、どのようなものが来るのか。多摩川の河口付近で見られる生き物や自然の様子を観察しながら、川の上流から流れてくるものは何なのか、その途中で人間の活動によってどのような変化が起きているのかを考える。
日時:8月8日(金) 10時00分~15時00分
場所:多摩川河口部(大田区立都南小学校)
内容;河口に住む生物の観察、海のごみ拾い
講師:NPO法人自然環境アカデミー
定員:25人
対象:小学校教諭(小学校向けの内容だが、他の教員も参加も可能)
申込期限:8月7日(木)17:00まで
参加申込:以下の参加フォームから申し込む