大東文化大学は、2026年度入試より、総合型選抜でAI教材を活用した入試プログラムを導入する。採用したのはatama plusが提供する「atama+」。AIが一人ひとりの習熟度を分析し、個別最適化した学習を提供するAI教材だ。
英米文学科、中国語学科、法律学科、健康科学科、看護学科が対象で、学科ごとに指定される単元を学習・修得すると総合型選抜への出願資格を得ることや、学科によっては自己推薦書や課題論文の試験が免除される。7月1日より申込受付が始まっている。
大東文化大学では、入学者選抜において入試方式ごとに① 知識・技能、② 思考力・判断力・表現力、③ 主体性・多様性・協働性(主体的に学ぶ姿勢)という「学力の3要素」を丁寧に評価している。これまでの総合型選抜では、特に②や③に重点を置き、受験生と大学との丁寧なマッチングを通じ選抜を行ってきた。
2026年度入試では、①の「知識・技能」により一層のウェイトを置いた入試方式として「AI教材を活用した入試」を新設。これは、年内入試を受験する受験生についても、高校での教科・科目と大学での学びの「繋がり」をしっかり理解し、「なぜこの勉強をするのか」「将来どんな学びにつながるのか」を自分ごととして考えるきっかけを提供したいというねらいがある。
atama+は、AIが一人ひとりの得意・苦手を分析し、最短ルートで効率的な学習を可能にするAI教材。学部・学科が入学後の学びに直結する教科・科目の単元を指定し、修了レベルに対応する学習をサポートする。同学では、入試改革と連動する形でこの教材を活用し、受験生の基礎学力の向上と、主体的な学びへの取り組みを支援するとしている。
学科指定の単元をAI教材で学習し、修了すると総合型選抜への出願要件が得られる。また、出願要件のうち自己推薦書、課題論文の試験が免除されるなどのメリットもある。修了するまで、学習期間中は何度も繰り返し学習することが可能で、学習は無料。
対象学科:英米文学科、中国語学科、法律学科、健康科学科、看護学科
申込期間:7月1日(火)〜11月12日(水)
学習期間:7月1日(火)〜12月8日(月)17:00