東京都中央区は、従来電話で行われていた学校から保護者への個別連絡をデジタル化し、教職員の業務負担軽減とコミュニケーションの効率化を図るため、小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の新機能である「個別連絡機能」を、区内小中学校23校に導入した。8月12日、提供元のClassiが発表した。
個別連絡機能は、欠席・遅刻・体調不良・怪我・持ち物忘れ・委員会活動や登下校時間の変更など、個々の児童生徒や家庭ごとに必要な連絡を、教職員がtetoru上から直接保護者へ送信できる機能。
区ではこれまで、電話での個別連絡が主流で、教職員が繋がるまで何度も連絡を取る必要があり、業務負担が大きくなっていた。本機能を導入することにより、教職員は連絡業務にかかる時間を大幅に削減できるほか、保護者も自身の都合に合わせて連絡内容を確認できるようになり、家庭と学校の円滑な情報共有が図れる。また、共働き世帯の増加や日中の電話対応が難しい家庭にも対応できる点や、連絡履歴が残ることで証跡管理にも役立つ点が期待されている。
tetoruは、学校と保護者のコミュニケーション機能は無料で利用できる(公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立幼稚園・保育園・こども園に限定)。個別連絡機能はオプション機能として有償で提供している。