C&Yパートナーズは、子供・若者の意見を社会や政策に反映する取り組みを推進するため、全国20自治体への支援を開始した。
支援先自治体は、▽静岡県▽長野県▽愛知県▽北海道安平町▽茨城県東海村▽静岡県藤枝市▽兵庫県姫路市▽東京都東村山市▽静岡県磐田市▽神奈川県藤沢市▽ 長野県箕輪町。
このうち静岡県では、「こえのもりしずおか」と呼ばれるオンラインプラットフォームの導入を通じて、県内市町の子供の意見の政策への反映支援を行っている。GIGA端末等と連携することで、子供・若者がいつでもどこでも県政に対して意見を伝えることができるようになっている。
「こども基本法」の施行を受け、自治体においても子供・若者の声を政策に活かす仕組みづくりが急務となっている。しかし現場では「どのように声を集めればよいか」「施策にどう反映すればよいか」といった課題が多く存在する。
同社では、自治体が子供・若者の声を効果的に集め、施策に反映できるよう、オンラインプラットフォームの導入支援や、ワークショップ・意見聴取のファシリテーション、集めた声を施策や計画に結びつける仕組みのグランドデザインの設計などを行っている。また、こどもまんなか社会やこどもの意見反映施策に関する理解促進を目的に、行政職員の研修や庁内ガイドラインの策定支援や、行政文書を子供・若者向けにわかりやすい文章にするほか、その文書をデザインに落とし込むことで、子供・若者に優しい広報/デザインにも取り組んでいる。
同社は今後さらに対象自治体を拡大し、全国各地で子供・若者の参画が当たり前となる社会を目指す。また、自治体職員向けの研修や、子供・若者自身が主体的に参画できる仕組みづくりも強化するとしている。