ベネッセコーポレーションは9月3日、小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」内に搭載する協働学習アプリ「オクリンクプラス」とオンライングラフィックデザインソフト「Canva」の連携機能をリリースすると発表した。
今回の連携機能では、小中学校での活用も多い「Canva」で作成したスライドを、「オクリンクプラス」内でシームレスに活用でき、さらに「Canva」で作成した成果物の管理をミライシード内で行うことも可能にする。これにより、教員の両ソフト間にわたるデータ管理の負荷をおさえながら、児童生徒は「Canva」の豊富なテンプレートや素材を使ってより表現力の高いプレゼンテーションを行うことが可能になる。
「オクリンクプラス」内で連携に関わる利用設定を行うと、メニューバーに「Canva」ボタンが表示され、再ログインの必要なく「Canva」で作成したスライドをカードとして挿入することができるようになる。
「オクリンクプラス」内でカードとして取り扱うことができるため、教員と児童生徒や、児童生徒同士でカードを送りあったり、コメントやリアクションを付けあったりすることができ、協働学習に活用できる。また、このカードは成果物としてミライシードに保存されるため提出物の管理や、子供たちの活動の見取りとしても活用することができる。
「ミライシード」内に搭載した協働学習用アプリ。個別学習・協働学習・振り返りがひとつのアプリ内で完結できる。2024年度提供開始。
児童・生徒には、シンプルな機能と直感的な操作性をもって個人の思考を深め、まとめる、自由に表現できる環境を提供し、子供主体で学び合う授業環境をサポートする。また、教員向けには、子供一人ひとりへ最適な指導ができるように、全員の提出物を一覧で管理や、個別の添削やコメントを行うなどの機能も搭載している。