東京工科大学片柳研究所は10月15日、全国の小学生を対象に、自由な発想で身の回りのSDGsを達成するアイデアや取り組みを募集する「小学生SDGsコンテスト2025」の受賞9作品および4団体、入選11作品を発表した。
本コンテストは、子供たちがよりSDGsに関心を持ち、夏休みの課題としてもそのアイデアや取り組みを具現化してもらうために2022年から実施している。今回は、8月1日から9月9日まで作品を募集、審査は同学の教職員および学生らによって行われた。

10⽉13⽇、東京工科大学⼋王⼦キャンパスで表彰式が行われた
4回目の開催となった今回は、国内外から88点の応募があり、東京都八王子市立鑓水小学校6年生 柳みくさんの作品「持続可能なWIN-WINハウス」が最優秀賞に選ばれた。受賞作品は同学のWebサイトで公開している。

柳みくさん(八王子市立鑓水小・6年)の作品「持続可能なWIN-WINハウス」
フードロス、エネルギー、環境、異常気象、貧困などたくさんの社会問題を一気に解決してしまおうという、ちょっぴり欲張りなアイデアです。困っている人の気持ちまで考えられていて、とても温かい気持ちにさせてくれます。どのようなきっかけでこのアイデアが浮かんだのかが、わかりやすく説明されています。みんなが楽しく過ごせる、このようなハウス(施設)があったら、本当にいいですね。具体的に、どうすればこのようなものができるか、考えを深めてみましょう。

小学生のみなさんからのとても面白いアイデアや取り組みを国内外からたくさん応募いただきました。ありがとうございました。研究者でもびっくりするような自由な発想と、SDGsを実現したいという熱い思いに大変感動しました。発想したものを実際にやってみるという高い実行力にも驚いています。SDGsが掲げる問題は、いずれも簡単には答えが出せないものばかりですが、ぜひ、これからも「どうすればよいか」を考え続けてください。将来、いっしょに研究できる日がくることを楽しみにしています。