東京都は11月6日、SNSを通じて実施した、子供の意識や実態に関するアンケートの調査結果(第1回、第2回、第3回)を公表した。中高生向けに調査結果をわかりやすくまとめた中高生版報告書も作成し、併せて公開している。
都では、中高生等の多様な意見を幅広く収集するため、日常的に使用しているSNSを活用したアンケートを実施している。日頃の暮らしの中で感じていることや東京都の事業について思っていること等を把握し、様々な政策や取組に繋げることが目的。
進路選択の相談をした時に「男だから」「女だから」という視点で意見をもらった経験はありますか。

全体では、「ない」が74.4%と最も高く、「ある」人は13.0%となっている。性別で見ると、男性・女性ともに「ない」が最も高くなっているが、「ある」と回答した男性は10.6%、女性は14.9%と、女性の方が男性より4.3ポイント高くなっている。
今までに、福祉の仕事を体験したことはありますか。福祉の仕事には、例えば、高齢者の介護・障害者の支援・保育などが含まれます。(複数回答可)

「福祉の仕事を体験したことはない」(41.4%)が最も高く、続いて「中学生または高校生(相当年 齢含む)のときにある(職場体験など、学校での活動)」(20.7%)、「小学生のときにある(総合的な学習の時間など、学校での活動)」(17.0%)となっている。
路線バスの整備士や運転手の仕事について、どのようなイメージがありますか。 (複数回答可)

「人の役に立ち、感謝される仕事」(51.4%)が最も高く、続いて「体力的・精神的にきつい仕事」(36.5%)、「今後も必要とされていく、将来性のある仕事」(34.0%)となっている。
インターネット上(SNS、オンラインゲーム等含む)で知り合った人とやりとりをしたことはありますか。(複数回答可)

「DМなどメッセージのやりとりをした」(53.6%)が最も高く、続いて「やりとりしたことはな い」(39.3%)、「音声通話やビデオ通話をした」(22.1%)となっている。
あなたがその環境問題について「考えるようになったのはいつ頃」ですか。 (ひとつだけ)

「小学生の頃」計が53.6%と最も高く、続いて「中学生の頃」(36.0%)、「高校生の頃」(5.0%) となっている。
普段製品を買う際、大気環境に優しい商品を優先的に選んでいますか。(複数回答可)

「値段が高すぎなければ選んでいる」(58.2%)が最も高く、続いて「性能等が悪くなければ選んでいる」(46.0%)、「デザインが悪くなければ選んでいる」(20.5%)となっている。
あなたは、結婚に関してどのような考えをお持ちですか。(ひとつだけ)

全体では、「いずれ結婚したい」(61.3%)が最も高く、続いて「まだ分からない」(23.7%)、「結婚するつもりはない」(15.1%)となっている。性別で見ると、男性・女性ともに「いずれ結婚したい」が最も高くなっているが、「結婚するつもりはない」と回答した男性は12.1%、女性は17.5%と、女性の方が男性より5.4ポイント高くなっている。
新しいことにチャレンジしようとするためには、どのようなことが必要だと思いますか。(複数回答可)

「やってみたいことを見つけたり、体験の場(機会)があること」(47.9%)が最も高く、続いて「一緒にチャレンジする、応援してくれる仲間がいること」(41.1%)、「実際にチャレンジできるような体験の場(機会)があること」(39.5%)となっている。
今ある教科や科目以外で、あなたの興味関心が高く、高校で学びたいと思うものは何ですか。3つまでお選びください。(3つまで)

「心理学」(27.2%)が最も高く、続いて「ゲーム作成、ゲーム音楽」(25.5%)、「お金に関すること(経済、金融、ビジネス、投資・資産運用)」(24.4%)となっている。
思春期特有の悩み(からだやこころ、性などの悩み)について相談したいと思いますか。一番近いと思うものを選んでください。(ひとつだけ)

「相談する程のものかわからないので相談したくない」(38.7%)が最も高く、続いて「恥ずかしいので相談したくない」(24.2%)、「相談したいと思う」(18.3%)となっている。
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中高生版報告書も上記から確認できる。
<調査概要>
調査手法:スマートフォンによるプッシュ通知型アンケート
調査実施日:第1回6月12日〜6月23日/第2回・第3回6月17日〜7月3日
調査対象者:東京都在住もしくは在学の13歳〜18歳(中1〜高3生相当)
回答数 各回5,000人