レノボ・ジャパンは11月11日、ビジネス向け小型デスクトップPC「ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6」シリーズを発表した。AMD Ryzen200 シリーズプロセッサを搭載したモデルと、最大50TOPSのNPUを内蔵するAMD RyzenAI 300 シリーズプロセッサを採用したCopilot+ PC準拠モデルの2ラインアップを展開する。

「ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6 + Ryzen 200 シリーズ」は、業務効率と省電力性を両立する超小型デスクトップPC。最大16TOPSのNPUを内蔵するRyzen 7 250などのプロセッサを選択可能で、AIによるタスク最適化を実現。複数アプリケーションを同時に扱う環境でも安定したパフォーマンスを発揮し、静音性と冷却性能を両立するLenovo独自の「ICE 7.0」冷却アーキテクチャに対応している。
筐体は約1Lとコンパクトながら、USB Type-C 3.2 Gen 2やHDMI 2.1、DisplayPort 1.4、RJ-45などのインターフェースを備え、オプショナルポートを組み合わせることで最大3画面出力にも対応する。VESAマウントや専用アクセサリーを利用すれば、モニター背面やデスク下など多様な設置環境に柔軟に対応できる。85%の再生プラスチック(PCC)を筐体に採用し、FSC認証紙素材によるパッケージなど、環境にも配慮した設計となっている。
「ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6 + Ryzen AI 300 シリーズ」は、最新のAMD Ryzen AI 300 シリーズ プロセッサを搭載し、最大50TOPSのNPUによるローカルAI処理に対応したCopilot+ PC準拠モデル。リコール(Recall)機能やClick to Doなど、Windows 11のAI機能を活用し、自然言語での検索やタスク提案を通じて業務効率を向上。AI処理をAPUからNPUに分散させることで、長時間の使用でも高い電力効率を維持し、セキュリティとレスポンスを両立する。
セキュリティ面では、dTPM 2.0に加えてMicrosoft Plutonセキュリティプロセッサを搭載し、堅牢な保護を実現。環境面では、筐体に85%の再生プラスチック、梱包材にオーシャンバウンドプラスチックを採用し、EPEAT Gold、TCO 10.0、Energy Star 9.0などの国際環境認証に準拠している。