すららネットは12月8日、不登校の子供や保護者・支援者を支えるポータルサイトサイト「あした研究室」において、新コンテンツとして「不登校サポート塾」の掲載を開始した。従来のフリースクール情報に加え、不登校の子供たちを受け入れ、学びを軸に再スタートを支える学習塾の取り組みを紹介する内容。
「あした研究室」は、全国で増加し続ける不登校の子供たちと向き合う家庭や支援者の“最初の一歩”を後押しすることをめざした情報拠点として、9月にオープンしたサイト。主なコンテンツは、フリースクール・不登校サポート塾情報/出席扱い制度の活用事例/専門家コラム・インタビューなど。掲示板機能(保護者向け/子供向け)も備える。

不登校支援の現場では、安心して過ごせる居場所づくりを担う「フリースクール」と、学び直しや学習習慣の再構築を支援する「不登校サポート塾」が、それぞれ異なる役割を果たしている。子供の状況や不登校の段階によって必要な支援が異なるという視点から、本サイトでは両者を等しく紹介。いずれの施設も「不登校の子供に配慮した取り組みがある」という共通点を基準に選定した。
不登校サポート塾とは、通常の学習指導に加えて、不登校の子供が安心して学びに向かえる環境づくりを意識的に行っている塾。例えば、不登校生が通いやすい時間帯の設定、出席扱い制度の相談や伴走、褒めて認める関わりによる自己肯定感の育成、家庭とのコミュニケーションの強化、学校との橋渡しなど、多様な工夫がみられる。これらの取り組みはすべて、「学びを軸に再スタートを支える場」としての塾の特性を生かした支援だ。