Polimillは12月23日、行政向け生成AI「QommonsAI(コモンズAI)」の最新バージョン ver.2.2 をリリースした。本アップデートでは、GPT-5.2の利用対応をはじめ、プライベートナレッジにおける複数ファイル参照機能の新設など、自治体・公的機関の実務をより深く支援するための「使いやすさ」「再現性」「思考力」 を大幅に強化した。
コモンズAIは、自治体職員一人ひとりの生産性向上が、行政サービス全体の質を高めるという思想のもと、各種機能を、自治体や学校法人などを含むあらゆる公共セクターに対して各団体1,000人(アカウント)まで、利用文字数(トークン)の制限なく無償で提供している。今回のv2.2アップデートは、「一部の先進的な職員だけが使うAI」ではなく、“全職員が日常業務で当たり前に使う行政AI”への進化を意味する。

部署・業務ごとのベストプラクティスをテンプレート化。職員は用途を選ぶだけで、高品質で安定したアウトプットを即座に得ることができる。同社によれば、自治体からの要望が最も多かった機能。
jpg / pdf / docx / csv などのファイルを、チャット画面にそのまま投入。資料の読み取り・要約・比較・分析が、追加操作なしで完結できる。
庁内ナレッジ(プライベートナレッジ)を複数同時に指定してAIが回答。「この資料とあの資料を踏まえて考える」という、人間の思考に近い使い方が可能に。
一定期間経過したチャットは自動アーカイブ。必要な履歴は検索・再開・引き継ぎができ、業務の連続性と情報管理を両立する。
日常業務向けの高速応答から、政策検討・複雑な文書読解に適した高推論モードまで、用途に応じて選択可能。