エスシーシーは4月14日、AI復習支援サービス「まなりぴ」について、青山学院大学教育人間科学部 教育学科 北澤武教授との共同研究結果が、3月22日に開催された「AI時代の教育学会 2025年度第2回研究会」で発表されたこと公表した。
本共同研究は、「まなりぴ」の開発および個別学習環境における有効性を確認することを目的としたもので、学会発表では、実証実験を通して得られた示唆が取り上げられた。

「まなりぴ」は、教員が作成した教材や授業動画をAIに読み込ませた後に、独自の技術で復習データを生成することで、次のような機能を通じて児童の個別学習を支援する。▼重要な知識を抽出し、アバターから話しかける形で出題▼利用者はアバターに対して自分の言葉でAIに説明▼間違いやつまずきをリアルタイムで補助▼ヒント提示、選択問題の出題、繰り返し質問にも対応。
「まなりぴ」を関東圏内の私立小学校の5年生(72人)を対象に、歴史分野の復習において、授業時間外で自由に利用してもらった。実証期間は2025年11月15 日〜11月26日。質問紙調査で得られた67件の有効回答のほか、学習ログやミニテストの結果(偏差値)からも分析、評価を行った。
質問紙調査では、「まなりぴ」に対する認識として8項目中6項目において有意差が認められ、肯定的な回答であることが分かった。

発表を行う青山学院大学北澤武教授
特に注目すべき点として「まなりぴ」を継続的に利用した児童(8.9%)に顕著な変化が認められた点が挙げられた。該当児童は「学習方法が分からない」「授業で質問しづらい」といった傾向を持っていたが、学習ログの分析から「まなりぴ」の活用を通じて「自発的に質問する」「ヒントをもとに再挑戦する」「継続的な学習につながる」といった行動が見られたという。また、該当児童はミニテストにおいて偏差値が平均3.3向上したことが確認されている。
本共同研究から「まなりぴ」が「学習方法が分からない児童」や「授業中に質問することが苦手な児童」に特に有効である傾向がみられた。「まなりぴ」は、学習理解度やつまずきが表面化しづらい児童の理解度を把握し、フォローするための有効なアプローチ方法となり得る可能性が高いことが分かった。今後は、教育現場での活用がより進むように、授業内容に対する児童の理解度把握に役立つ機能を含めたバージョンアップを予定しているという。
本研究を通じて、学習している中で児童が行き詰まった際、自身がどこにつまずいているかを認識する手段として、対話型生成AIの活用が期待できることが分かりました。今後は、教員や学習者が理解度を把握できるよう、教育データの活用を視野に入れた分析・開発を進めながら、継続的な実証を行ってまいります。
「まなりぴ」は、青山学院大学との共同研究から生まれた、学習端末上のAIパートナーとの対話を通じて、児童生徒が学習内容を「自分の言葉で説明する」ことを促す、AI復習支援サービス。AIパートナーが児童生徒一人ひとりの理解度に合わせて最適な問いを投げかけることで、知識の受動的なインプットに留まらず、思考を整理し「自分の言葉で説明する」アウトプットの機会を創出。これにより、学習内容の深い理解と記憶の定着をサポートする。
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