マイナビは、2027年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月<就活生のAI利用について>」の結果を発表した。

就職活動でAIを利用したことのある学生は84.9%で、昨対比18.3ポイントと大幅に増加した。AIの利用方法については、「ESの推敲(71.8%)」が最も多く、次いで「面接対策(56.2%)」「ESの作成(55.0%)」となった。「面接対策」は、昨対比19.6ポイントと大幅に増加し、調査開始の一昨年比では、38.4ポイント増加している。
AIを利用する目的は「作業時間の短縮(54.3%)」が最多だったが、約3割の学生が「自分だけの考えで決めるのは不安だから(28.8%)」と回答し、AI利用の背景には利便性だけではなく、自己判断への不安もみられた。



就職活動におけるAIへの相談経験を尋ねたところ、47.6%の学生が「ある」と回答した。具体的な相談内容を自由回答で聞いたところ、「漠然とした将来の不安、面接がうまくいかなかったことに対する愚痴」「友人に話しづらい就活のストレスや焦りを聞いてもらう」など、就職活動に伴うストレスや不安、焦りなどをAIに聞いてもらうという意見がみられた。
また、「その会社に入ることで自分の将来の夢が叶えられるのか」「スケジュールがかぶってしまい、どちらの選考を優先するべきか」など、判断に迷った際に活用する意見もみられた。
一方、AIからの回答をどの程度参考にするかについては、「判断材料の一つとして考慮する」が68.7%で最多であった。すべての判断をAIに委ねるのではなく、複数ある判断材料の一つとして活用している学生が多いことがうかがえる。



AIの普及によって「就職活動に変化が生じたか」を尋ねたところ、62.6%の学生が「変化した」と回答した。具体的な変化では、「人に相談する代わりにAIを使って検討することが増えた(25.4%)」が最多であった。また、割合としては限定的ではあるものの、「AIに代替されにくいと感じる業界・職種を中心に応募するようになった(11.4%)」「もともと志望していた業界・職種の選考を受けるのをやめた/控えた(3.4%)」といった回答もみられ、AIの普及が志望業界・職種の選択に影響を与えていることもうかがえる。


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<調査概要>
調査手法:インターネット調査
実施時期:2026年4月25日~4月30日
調査対象者:2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
回答数 1,258(文系男子184、理系男子270、文系女子507、理系女子297)