茨城県つくば市は、小学生を対象とした科学体験プログラム「つくばまるごとLAB」を実施する。市内に集積する研究機関や研究者を教育資源として活用し、参加者が第一線の研究に触れながら自ら問いを見つける機会を提供する。事業の運営はBarbara PoolおよびSTEAM JAPANが担う。

つくば市には150を超える研究機関と約2万3000人の研究者が集積している。本プログラムは、まち全体を一つの研究室に見立て、子供たちが身近な場所で科学の楽しさや魅力を体感できるよう企画された。
プログラムは全4回で構成され、8月から2027年2月にかけて順次展開される予定だ。
第1回イベント「はじめてのラボ」は、8月29日に商業施設「イーアスつくば」(1階センターコート)で開催される。当日は筑波大学の元准教授である小林正美氏を講師に迎え、「おもしろふしぎ理科実験工作」と題したワークショップを実施する。身近な素材を使った実験工作を通じて、理科に対する興味関心を深める内容となっている。
ワークショップは13時からと15時からの全2回開催され、定員は各回20人(計40人程度)。参加費は無料。対象は小学4年生〜6年生で、市外からの応募も可能。参加申込は専用フォームから受付けており、締め切りは8月18日まで。定員を超えた場合は抽選となる。
イベント当日は同会場のイーアスホールABにて、「つくばSKIPアカデミー研究発表会」も同時開催される。筑波大学が主催する同アカデミーの受講生である小中学生が、自ら設定したテーマに基づいて進めてきた調査や実験の成果を発表する。
発表テーマは、セミの羽化や梨古樹の生産性に関する研究、災害用遠隔操縦ヘリコプター、RSA暗号、駅の混雑緩和対策など多岐にわたる。こちらは未就学児から高校生、保護者を対象としており、事前申込不要で自由に見学できる。
市は本事業を通じて、地域に根差した科学教育を推進し、次世代を担う子供たちの探究心を育んでいきたい考えだ。
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