菅公学生服株式会社の研究機関であるカンコー学生工学研究所は、感覚過敏研究所と共同開発した学校向けカームダウンボックス「カンコーポピールーム」の販売を開始した。学校生活における感覚過敏の課題解決を目指す取り組みの一環。


サイズは幅106×奥行95×高さ165cm。特別な工具を使わずに組み立て可能
本製品は、学校内の光や音、人の多さなどの刺激から一時的に離れ、休憩できる空間(カームダウンスペース)を提供するもの。
本体には軽量な強化段ボールを使用しており、付属のアタッチメントを用いて特別な工具なしで組み立てができる。木製や金属製と比較して軽く、行事や教室の変更に合わせて複数人で容易に移動させることが可能だ。
空間設計においては、周囲を壁で囲み、入口にカーテンを設置することで人の視線をやわらげる工夫がされている。完全に閉鎖するのではなく、利用する児童や生徒の状態に合わせて開閉の調整ができる。また、入口と天井には制服の残布を活用した2種類の布を取り付け、設置環境や利用者の好みに応じて明るさを調整できる構造となっている。
さらに側面には案内パネルが付属しており、施設を初めて見る児童生徒や保護者、教員に対して、利用方法や学校独自のルールを明確に提示できる仕様である。価格は20万円(税別・送料込)となっている。
製品の販売開始に合わせ、8月20日に東京都中央区にて全国の教員を対象とした展示体験会が開催される。試作品を含む計5点が展示され、実物の遮蔽感や導入校での活用事例を確認できる。同日には感覚過敏研究所の加藤路瑛所長による特別講演会も実施され、オンラインでの同時配信も行われる。参加費無料。申込締切は8月17日。
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