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教育ICT

印刷環境の見直しで大幅時短・ストレス減<戸田第二小学校>

2018年7月9日
特集:学校経営と学校マネジメント

戸田市の働き方改革 戸田第二小学校

印刷環境の改善により細かい作業が激減、予想以上の効果があった

印刷環境の改善により細かい作業が激減、予想以上の効果があった

働き方改革の第一歩として多くの教育委員会が「在校時間の把握・管理」に取り組んでいる。それを「働き方改革」につなげるためには「業務を効率的に進める環境整備や工夫」が求められる。戸田市では昨年9月、「チーム学校の実現に向けた業務改善」の一環で学校の印刷環境を見直し、全校に高速ラインインクジェットプリンター「LX―10000F」(エプソン販売)を導入した。戸田市立戸田第二小学校の小髙美惠子校長に、印刷環境の改善による「働き方改革効果」について聞いた。

印刷増でもコスト減 教育の質向上にも寄与

平成30年度からコミュニティスクールとしてスタートをきった戸田市立戸田第二小学校(小髙美惠子校長・埼玉県)は、児童生徒数1030名・33学級の大規模校(※)だ。

「非認知能力」育成プログラムによる汎用的スキルや21世紀型スキル育成のための授業改善などに取り組んでおり、ICT環境も充実。校務用・指導用ICTとして、教員用タブレットPC、大型提示機器、実物投影機、校務用PC、校務支援システム、無線LAN、画面転送装置を整備している。

児童用端末200台7月中に追加整備

児童用ICTとしてはiPad、Chromebookを各42台、英会話ロボットMusio19台、指導者用デジタル教科書や学習者用デジタル教材を整備済。さらにこの7月にはChrome book200台、特別支援教育用に児童2名につき1台のiPadが整備される。

印刷環境の改善効果は予想以上

児童数が多く、様々な授業改革や校務支援システム活用の推進に伴い、印刷量も多かった。小髙校長は印刷環境の改善前の課題について、「印刷形式によりプリンターを変更する必要がある、プリンターごとにインクが異なり頻繁にインク交換作業が生じる、プリンター給紙の段数・容量が少ないため紙の補充やカセットの変更が都度必要、冊子作りは全職員総出の活動になり時間がかかる、レーザープリンターは長期保存に向かないので公帳簿作成に活用できず校務支援システムの導入効果が活かしきれないなど、1つひとつは細かいことですが、これらが積み重なることで教員の時間が奪われていると感じていました」と話す。

昨年9月、大規模校であることから同校の職員室に「LX―10000F」2台を導入。状況が予想以上に一変した。

■時間短縮効果

まず、時間短縮の点で大きな変化があった。

「本校では、児童1人あたりの印刷枚数が月約95枚、1学級あたり約3800枚になります。『LX―10000F』では1分で100枚程度印刷できるため、計算上では印刷時間が月38分程度ですむようになりました。教員は『何時間もかかっていた印刷業務から解放された』『成績簿の印刷が数分程度で終わる』と喜んでいます」

時短効果は、印刷速度のほか、「大容量インクでインク交換の手間が少ない」「4段カセットなので、印刷のたびに用紙を入れ替える手間が軽減」「冊子など様々な印刷形態が1台でできる」など総合的な機能によるもののようだ。

■コスト減効果

年度途中の活用開始、かつ前年度比で印刷枚数が増えているにも関わらず、消耗品予算6割を占めていた印刷費が平成29年度は46%まで低減。特にインクトナー代が約20万円程度減った。9月以降の活用であることから、今年度は削減効果がさらに期待できそうだ。

■教育の質向上 保護者も評価

カラー印刷はコスト面から制限されていたが、低コストで印刷できることもあり、積極的なカラー印刷が可能になり、板書用教材や校内・教室内掲示物が充実。教育の質向上にも貢献した。カラーでスキャンできるため、子供の作品の保存や配布、教員の情報共有も進んだ。

インクジェットの保存性の高さから、長時間活用・共有する教材作成にも寄与。長期保存する諸表簿(成績関係、健康診断、出席簿等)の印刷にも対応できる。

保護者便りもカラー印刷が可能になった。保護者アンケートでは「保護者便り等は分かりやすい」「校内環境は整備されている」いずれも85%以上が「大変良い」と高評価を得ており、保護者の信頼度の向上に寄与している。保護者の信頼や協力は、コミュニティスクールとして重要な要素の1つだ。

■教員も評価

このほか「印刷速度や印字の鮮明度に感動した」「印刷機6台分・コピー機・スキャナーの計8台分がなくなり、職員室がゆったりした」「カラー印刷を気軽に使える」など、教員の満足度も高いという。小髙校長は「細かい作業の積み重ねがなくなることで、予想以上にストレスから解放された。勤務時間の管理や人員増、仕事量の減など、各地で様々な働き方改革が検討されていると思うが、働き方改革もコスト削減も、さらには教育の質向上にも役立つ方法の1つとして、印刷環境の改革にぜひ目を向けてほしい」と語った。(※)学校教育法施行規則による標準的な学級数(特別支援学級の学級数を除く)=小学校12~18学級、中学校12~18級、大規模校19~30学級、過大規模校31学級以上

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年7月9日号掲載

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