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教育ICT

元気な小規模校を増やす!<9>「小中学校で学び合い 中1ギャップを解消」鹿児島大学大学院 山本朋弘准教授

2020年3月2日
連載

水上村立岩野小学校・水上中学校

小学校6年生と中学校1年生が交流

小学校6年生と中学校1年生が交流

熊本県水上村にある岩野小学校(大倉幸代校長)は、児童数81人の小規模校である。同じ村内にある学校と遠隔授業を継続的に展開している。小学校どうしを接続して、小学校英語の授業を遠隔合同で実施している。開始当初は児童の中に緊張感が見られたが、回数を重ねるごとに慣れていき、現在も継続的に取り組んでいる。

最近特に力を入れているのは、6年生が進学する水上中学校との遠隔授業である。テレビ会議システム(zoom)を用いて中学校と接続し、小中連携の取組を展開している。

中学校説明会の前にオリエンテーション

中学校説明会の前にオリエンテーション

中学校に行って説明会に参加する前に、遠隔で簡単なオリエンテーションを実施した。その際、中学校の教務主任や生徒会の生徒から中学校へ向けての心構え等を詳しく教えてもらった。また、中学校の授業の流れやイメージをつかみ緊張を少しでも緩和する目的で、中学1年生の授業を小学6年生が遠隔で参観できるようにした。参観した後に小学生が中学生に質問するようにした。中学校を訪問する前に、遠隔授業を実施することで、説明会や体験授業がスムーズに展開できた。

中学校説明会を受けた後にも、新たな疑問や心配なこと等を中学校に遠隔で質問する場面も見られた。その際、身近な中学1年生や生徒会など、児童と生徒の交流が深まるように配慮していた。

このような小学校と中学校の遠隔授業を同一の市町村で実施することで、中1ギャップを解消できる取組へ高まっている。6年生児童は、4月からの中学校生活をスムーズにスタートできるだろう。

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年3月2日号掲載

元気な小規模校を増やす!鹿児島大学大学院 山本朋弘准教授

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