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教育ICT

GIGA端末2年目、今学校で何が起こっているか~専門家の目から見た1人1台環境とこれからの教育

2022年5月2日
Q. 次の学習指導要領に向けてGIGAの今後はどうすべきか?

腰塚 「経済なき道徳は寝言」即ち、国の投資がまず必要です。国が予算を確保することは企業の工夫につながります。マーケットがあれば頑張ることができ、知恵を絞ることができます。

堀田 予算がないと教員も時間を確保できず、創意工夫を求めるには難しい面があります。

高橋 1人ひとりが生涯にわたり学び、試行錯誤や創意工夫を継続していく「大きな目標」のためはどうすべきかを考えながら「創意工夫と試行錯誤」で進むことが大事であると考えています。

教室で行う非同期分散型の協働学習は自立分散型社会を実現するための練習です。

今、教員のアイデアが爆発する環境にあると感じています。向こう数年、目が離せない地域が既にいくつかあり大きく期待しています。

山内 教員が子供と共に新しい学びを創ることでGIGA環境の真価を発揮できると感じています。

学びにつながる高度な利活用は、GIGAスクール構想の前提です。

高度な利活用が進んでいる学校は、子供に端末を自由に使わせており、子供が新しいアイデアを出し、それが学年集団に広がっています。これを全国に広げることです。

堀田 端末とクラウドは「明日すぐに役立つ」ことも多くありますが、今日は専門家として少し先を見据えた教育の在り方とこれから先に役立つであろう考え方をテーマにしました。

 


〈山内祐平〉

東京大学大学院情報学環教授。専門は教育工学・学習環境デザイン。ICTを活かした新しい学習環境の設計にも携わっている。

〈越塚 登〉

東京大学大学院情報学環教授。専門は情報基盤データ利活用。デジタル庁デジタル社会構想会議議員で準公共分野(教育含む)を担当。データ社会推進協議会会長

〈高橋 純〉

東京学芸大学教育学部教授。教員養成に携わる。授業や学び方等教育学の視点から教育の情報化を研究。学校現場にも深く関わる。

〈堀田龍也〉

東北大学大学院情報科学研究科教授。中央教育審議会委員・個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会・部会長代理、教科書教材・ソフトウェアの在り方WG主査ほか。

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年5月2日号掲載

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