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『高校生とやってみたデザイン思考のプロセス術』金子裕行、亀山夏樹/著

2022年12月2日
BOOK REVIEW

「共感」が問題解決の鍵

金子裕行、亀山夏樹/著白順社 四六判 180頁 1760円

金子裕行、亀山夏樹/著
白順社
四六判 180頁
1760円

千葉県立市川工業高等学校インテリア科の3年生たちが起業にチャレンジ。新学期の春から取り組み、アイデアを出し、モノを作り、秋に開催される「産業フェス」に参加し販売するというゴールに向かう、半年間の取組だ。生徒と、著者のインテリア科の金子教諭、弁理士である亀山氏、地元企業が参加した。

取組を通じて生徒たちに身につけて欲しいのは「デザイン思考」。モノ作りや問題解決のためのこの思考方法では、5つのステップ、共感(Empathize)→問題定義(Define)→創造(Ideate)→試作(Prototype)→検証(Test)を積み重ねる。「PDCA」との大きな違いは「共感」がある点だ。

2017~19年の3度の取組を紹介。ある年は椅子を作り、またある年は太鼓を作って販売する。生徒の自主性や創造力を伸ばしつつも、カリキュラムや時間の制限の壁もある。毎年生徒と大人の間には何かの“溝”が生まれるが、解決の鍵となったのはやはり「共感」。問題解決のために、相手の立場に立つことがいかに大切か。生徒も大人も学んでいく。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年11月21日号掲載

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