日向良和、高倉暁大、福田一史／編著
日外アソシエーツ
A5判 270頁
2420円
これまで図書館が果たしてきた社会的な役割の多く（情報の収集・保存・提供・娯楽など）を、コンピュータネットワークを通じた情報の検索・利用が果たすようになってきた。デジタル時代の新しい図書館の役割として｢場としての図書館｣が注目されている。さまざまな試行や体験といった、身体的な活動の場、コミュニケーションの場が提案されており、図書館にゲームを取り入れることもその一つ。
公共図書館、国会図書館、学校図書館それぞれに、ゲームを収集・提供する意義がある。これまで図書館を利用していなかった人が関心を持つきっかけにもなる。
本書では｢図書館とゲーム部｣（図書館のゲームの導入を探究・提案する実践家・研究者ネットワーク）を中心とした執筆陣が、図書館・関連施設での導入・収集・イベント・研究に欠かせない論考と、実践に役立つ事例・アイデアなどを紹介する。トレカを用いた読書推進企画等の具体的な提案や、実際の国内の図書館の取組、海外の事例など、最新動向や楽しく豊かな事例が満載だ。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年6月16日号掲載
