特定非営利活動法人みんなのコードは、石川県加賀市と協力して、米国式の「コンピュータクラブハウス」を日本国内で初めて設置します。このプロジェクトの資金調達において、ふるさと納税制度を活用し、1000万円を目標に全国からの支援を募集します。返礼品は用意せず、集まった支援の全てをコンピュータクラブハウス事業の推進に活用します。
コンピュータクラブハウスとは、1993年にアメリカのボストンで初めて設立された、子どもたちに「いつでも」「安全に」「テクノロジーを知ることができる」コミュニティのことです。現在、世界中18カ国において約100ヶ所の施設が存在します。2013年には、オバマ元大統領もコンピュータクラブハウスに訪れるなど、注目が集まっています。
コンピュータクラブハウスに通う10代の子どもたちの中には、独自の映画制作、ＤＪ活動、動画制作など、テクノロジーを使って自分たちの好きなことを仲間と一緒に追求しています。この取り組みは世界中で広まっていますが、2018年12月現在、日本国内での実績はありません。この取り組みが実現すれば日本での初の成功事例となります。
具体的な活動内容は、以下のとおりです。
１．平日夕方や週末に、週20時間以上子どもたちが自由に使える場を提供
２．子どもたちの興味に沿った活動のメンタリング
３．Scratchのようなソフトウェアだけでなく、テキスト言語を使ったプログラミングや、micro:bitやRaspberyPi等を使ったフィジカルコンピューティング、3Dプリンター等を使ったFab活動等を幅広くサポート
４．講師からのワークショップの提供
こうした活動を通して、学校や家庭以外にもテクノロジーに触れることのできるサードプレイスをつくり、子どもたちの得意や隠れた才能を伸ばしていきます。
テクノロジーやプログラミングだけでなく、学校・家庭以外の居場所ができるというのも、子どもたちにとって嬉しいことではないでしょうか。一人ひとり好きなやり方で、それぞれの好きなことを見つけられるといいですね。
