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生徒の自殺リスクを教員とともに軽減する「神奈川県学校自殺対策支援プロジェクト(ReSPE-K)」

2022年1月9日

横浜市立大学精神医学教室は、神奈川県内の中学校・高等学校の教員を対象に、子供の自殺予防を目的とした「神奈川県学校自殺対策支援プロジェクト(ReSPE-K)」に取り組んでいる。

 


■教員の自殺に関する知識定着と偏見解消に向けて

新型コロナウイルス感染症の蔓延によりメンタルヘルスの問題を抱える子供が増加しているが、教員の自殺予防に関する知識と経験は十分とは言えない状況にある。そこで、横浜市立大学精神医学教室では子供の自殺予防の実践のために教員の自殺に関する知識定着と偏見解消をねらった教育プログラムを実施している。

 


■全3回の自傷・自殺に関するオンライン講座を実施

プロジェクトの目的は「学校で過ごす生徒たちの自殺リスクを教員と共に軽減すること」。神奈川県の中学校・高等学校の教員に対し、2年間で全3回、各回60分の児童・青年期の自傷・自殺に関するオンライン講座を実施する(学校の事情に応じて、精神科医の出張講座も可能)

 


■自殺に関する3つのテーマの情報を提供

「精神医療編」「心理支援編」「社会支援編」の自殺に関する3つのテーマを精神科医が情報提供。いずれのテーマも精神科医とのディスカッション・事例検討が盛り込まれている。講義終了後に精神科医が現場での困りごとの相談に対応する。また、役立つ情報を記載した資料も提供される。

 


<講義内容>

「精神医療編」:自殺と関係する脳と心の状態や精神疾患の治療と予後について

「心理支援編」:自殺を考える子どもの心理的背景と実際の対応について

「社会支援編」:自殺総合対策大綱に基づく学校で出来る自殺予防について

※内容は対象校により順不同

 


■自殺に関する偏見を減らす効果を測定するためアンケートを実施

なお、本プロジェクトによって教員の自殺に関する偏見を減らすことへの効果を測定するため、講義前・講義後・1年後にアンケート調査を実施する。アンケートは自殺に関する偏見(58項目)、知識(31項目)、その他背景情報を調査する。

 


■随時、参加校を募集中

現在、すでに初回講義を実施しているが、神奈川県内の中学校・高等学校の参加校を随時募集中。当該学校の責任者は以下の連絡先に問い合わせる。横浜市立大学児童精神科は若年者の死因の第1位を占める自殺の問題、学校精神保健の質の向上に取り組んでいく。

 


<組織概要>

組織:横浜市立大学精神医学教室

代表者:菱本明豊教授

プロジェクト責任者:宮崎秀仁助教

所在地:236-0004 神奈川県横浜市金沢区福浦3-9

課題名:2020年度研究活動スタート支援(課題番号:20K22246)による「自殺予防の

ための学校教員を対象とした精神保健教育の効果に関する研究」

研究資金:150万円

URL:https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~psychiat/

 


【本件に関する学校からの問合せ先】

横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター

担当:宮崎秀仁

TEL:045-261-5656

E-MAIL:hidem1117pc@yahoo.co.jp

 

神奈川県学校自殺対策支援プロジェクト(ReSPE-K)



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