• EDIX

  • StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
最新ニュース

第37回調理師養成施設調理技術コンクール全国大会~内閣総理大臣賞は大野結衣さん(宮城調理製菓専門学校)

2022年2月27日

(公社)全国調理師養成施設協会は調理師学校の学生・生徒が調理技術を競う「第37回調理師養成施設調理技術コンクール(通称:グルメピック)」の全国大会を2月上旬に動画審査で開催。2月22日(火)に受賞者が決定、宮城調理製菓専門学校の大野結衣さんが内閣総理大臣賞を受賞した。

大野結衣さんの調理作業風景


■42人が全国大会に参加

202110月から11月に行われた地区大会(予選)には、各調理師学校の学内選抜を通過した134人(日本52人・西洋51人・中国31人)が参加。全国大会には地区大会を勝ち抜いた42人(日本17人・西洋17人・中国8人)が参加した。

 


■新方式で審査する初めての大会

37回大会は学生が身に付けた調理技術について、客観的な指標により審査する競技となるように、課題・実施方法を変更して、新方式で行われた初めての大会となった。当初は対面での実施を予定していたが、コロナ感染拡大予防のため、選手が調理する様子を撮影した動画で審査が行われた。

thumbnail

 


<課題>


日本料理部門
 小鯛の姿作り(制限時間40)

大野結衣さんの動画より


西洋料理部門 
豚背肉のソテー(制限時間35)

中畑宇麗さんの動画より


中国料理部門
 青椒肉絲(制限時間30)

橋本渉さんの動画より


<受賞者>

内閣総理大臣賞(全部門から1名/総合1位)

大野結衣さん(宮城調理製菓専門学校/日本料理)

 

参議院議長賞(全部門から1名/総合2位)

中畑宇麗さん(服部栄養専門学校/西洋料理)

 

厚生労働大臣賞(西洋料理部門・中国料理部門から各1名)

加藤花衣さん(名古屋辻学園調理専門学校/西洋料理)

橋本渉さん(服部栄養専門学校/中国料理)

 

文部科学大臣賞(日本料理部門から1名)

畠中沙和さん(平岡調理・製菓専門学校/日本料理)

 

農林水産大臣賞(日本料理部門から1名)

福島実来さん(愛媛調理製菓専門学校/日本料理)

 

観光庁長官賞(西洋料理部門から1名)

小川莉奈さん(東京調理製菓専門学校/西洋料理)

 

※後援団体長賞を日本料理部門6名、西洋料理部門6名、中国料理部門3名が受賞

 


<審査講評>

【日本料理】

伊勢すえよし店主 田中佑樹氏

皆さんの作品からは努力を積み重ねて大会に臨んだことが見て取れました。点数をつけるのも難しいぐらい全員が素晴らしい作品でした。この大会に向けて、やる気を出して出場してくれたと思うので、その気持ちを忘れずに今後も頑張ってください。

 

【日本料理】

ロイヤルパークホテル 調理部和食調理課 源氏香調理担当長 丸山典孝氏

グルメピックには自分も所縁があり、21年前の第16回大会に出場させていただきました。懐かしさとともに皆さんを審査できる喜びを感じていました。出来れば料理する姿を直接見たかったのですが残念ながらリモートでの開催となりました。大会に出場するにあたり、皆さんは大変な努力を重ねてきたと思います。その練習の過程こそが大切であり、そのことはこれからの料理人人生の糧になると思います。

 

【西洋料理】

nÔl(ノル)料理人・ディレクター 野田達也氏

自分も直近までコンテストに出場していたので、皆さんの挑戦している姿を見て、逆に刺激を受けました。皆さんには今後もこうした挑戦を続けてほしいですし、女性の活躍が目立ったのも時代の流れだと思います。今回、基本に沿って調理を進めてきたと思いますが、そこから一歩踏み込んで、食べてもらいたい人の顔を思い浮かべながら調理すると、単なる作品ではなく料理と呼べるものに近づくと思います。

 

【中国料理】

szechwan restaurant陳 料理長 井上和豊氏

何よりもオンラインで大変だったと思いますが、すごく細やかに、そして衛生的に作業を進めていたと思います。こうしたコンクールはテストや試験と違い、100点を取ることではなく、自分という個性をどこでアピールするかが大事です。自分らしさを出して、料理を作ることが求められます。これから皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしているので頑張ってください。

 


<全国調理師養成施設協会 服部幸應会長 コメント>

今回はオンラインという形での初めての開催となりました。受賞した方は喜びを噛みしめていたようですが、こうした体験は社会に出てから、きっと自信につながるはずです。ただし、これで満足するのではなく、努力を続けてほしいと思います。音楽に完コピという言葉があるように気に入ったものを真似しているうちに、本物に近づいていきます。それは料理も同じであり、いろんな人の料理を食べて、それに自分の感性を加え、より素晴らしいものにする気持ちを忘れないでください。

 


<第37回大会概要>

名称:37回調理師養成施設調理技術コンクール

目的:調理師学校生の調理技術の向上に寄与し、社会で活躍できる人材を輩出する。

出場対象者:全国の調理師学校(280校)に在籍する卒業見込者約14,000

(校長の推薦を受けた者)

出場部門:日本料理部門・西洋料理部門・中国料理部門(いずれかを選択)

地区大会出場者:各調理師学校の学内選抜を通過した者134

(日本52名・西洋51名・中国31名)

全国大会出場者:20211011月に行われた地区大会通過者42

(日本17名・西洋17名・中国8名)

主催:公益社団法人全国調理師養成施設協会

後援:厚生労働省、文部科学省、農林水産省、国土交通省観光庁及び調理関係15団体

 

 

公益社団法人全国調理師養成施設協会

最新セミナー情報

  • StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
最新号見本2024年04月15日更新
最新号見本
新聞購入は1部からネット決済ができます

PAGE TOP