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「原爆の認知度」小・中学生全体で79.0%  子供が原爆を知った方法 1位は「学校の授業や教科書」で約7割 光村図書が調査

2023年5月29日

光村図書出版は、ロシアによるウクライナ侵攻や、初の被爆地での開催となったG7広島サミットなどにより関心が高まる戦争と原爆をテーマに、全国の小・中学生とその保護者にアンケートを実施した。

その結果、小・中学生の「原爆の認知度」は約8割、子供が原爆を知った方法は「学校の授業や教科書」が約7割で最も多かった。また、身近に戦争経験者がいない子供が4人に3人となっていることも明らかになった。

 

■アンケート結果

Q1.日本は戦争で、原爆の被害を受けた国です。あなたは原爆のことを知っていますか。(単一回答)※小・中学生に質問

 

小・中学生に「原爆のことを知っていますか」と質問したところ、全体の約8割(79.0%)が「知っている」と回答。学年別にみると、小1・小2では6割弱(59.2%)、小3・小4では7割強(73.9%)、小5・小6では9割弱(89.2%)、中学生では9割強(90.9%)と、学年が上がるごとに「知っている」とする比率も上昇する結果となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q2.原爆はどこに投下されたか知っていますか。(単一回答)※小・中学生に質問

 

原爆について「知っている」と回答した小・中学生に「どこに投下されたか知っていますか」と質問したところ、6割以上(64.6%)が「広島と長崎の両方」を答えられた。「広島だけ」(18.6%)、「長崎だけ」(3.8%)を答えられた数も合わせると87.0%となり、9割近くが原爆が投下された場所を認識していた。

 

 

 

 

 

Q3.どのようにして原爆のことを知りましたか。(複数回答)※小・中学生に質問

 

原爆について「知っている」と回答した小・中学生に「どのように原爆のことを知りましたか」と質問したところ、1位「学校の授業や教科書で知った」が約7割(67.9%)と圧倒的に多く、2位「身近な人から説明を聞いて知った(教師、家族、親戚、近所の人など)」(23.6%)、3位「新聞・雑誌・ネットなどのニュース記事や報道番組などで知った」(21.9%)と大きな差があった。

「被爆した人や、その子孫の人から体験談を聞いて知った」(4.6%)、「広島や長崎の資料館や跡地を直接訪れて知った」(8.9%)は、ともに10%未満となり、被害に遭った人や場所に直接触れて知る機会は非常に少ないことがわかった。

 

 

 

 

 

Q4. お子さんに戦争や原爆のことを伝えるためには、どのような方法が適切だと思いますか。(複数回答)※保護者に質問

 

保護者に「お子さんに戦争や原爆のことを伝えるために適切な方法」を質問したところ、1位はQ3と同様に「学校の授業や教科書」で7割超(71.3%)となったものの、2位「広島や長崎の資料館や跡地などの訪問」(31.7%)、3位「映画やドラマ、アニメ、演劇など」(29.7%)と、上位がQ.3とは異なる結果となった。

Q.3の子供の回答で10%未満だった「被爆した人や、その子孫の人からの体験談」(21.3%)と「広島や長崎の資料館や跡地などの訪問」(31.7%)は、Q.3の子供の回答に対してそれぞれ+16.7ptと+22.8ptと大きな差が出た。

 

 

 

 

 

 

Q5. お子さんの身近(親戚や近所の方)に、戦争を経験された人はいますか。(単一回答)※保護者に質問

 

小・中学生の保護者に「お子さんの身近(親戚や近所の方)に、戦争を経験された人はいますか。」と質問したところ、「いない」という割合が74.7%となり、子供の4人に3人は身近に戦争経験者がいないという結果となった。

 

 

 

 

■調査概要

調査名:戦争と原爆に関する子供と保護者へのアンケート

対象者:小・中学校に通う児童・生徒の保護者(全国)

調査方法:インターネット調査(児童・生徒の回答は、保護者から本人への聞き取りによる)

調査期間:2023年5月11日~5月12日

回答数:300人

 

 

光村図書出版株式会社

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