クラウド録画サービスのセーフィーは11月10日、災害対応に関わる複数の機関との正確かつ迅速な情報連携を促進する目的に、開発・提供するウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)」を熊本県人吉市が試験導入し、防災訓練を実施したと発表。
防災訓練は10月15日、人吉盆地南縁断層付近を震源とする最大震度6強の地震が発生した想定で実施され、市民や防災関係機関から1,000人超が参加した。
試験導入された4台のウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus」は、手持ちサイズで持ち運びが容易であり、高画質な映像の活用により、現場と本部の遠隔でのコミュニケーションを可能にした。
地震による土砂災害救出訓練では、消防団員の胸ポケットに装着された「Safie Pocket2 Plus」を活用して消防団の活動状況をリアルタイムに共有でき、市役所内に設置された消防団本部だけでなく、警察、消防、自衛隊など他の機関との正確で迅速な情報連携を行い、より効率的な救援救護体制の構築を図ることができた。
さらに、大規模な地震発生時に開設された避難所では、現場にいる職員が「Safie Pocket2 Plus」を身につけることで、生活者の避難状況を映像を通じて対策本部にリアルタイムに共有。これまでは、対策本部が会場に定点カメラを設置することで全体を俯瞰した状況のみを確認することに留まっており、詳細な情報は電話を通じて都度確認する必要があったが、「Safie Pocket2 Plus」の活用によって、詳細を確認したい場面をリアルタイムに把握でき、生活者がより安全・安心な状態で避難できるよう貢献した。
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