日本工学院とOMデジタルソリューションズは12月8日、「第14回高校生デジタルフォトコンテスト」の受賞14作品を発表した。
同コンテストは、高校生を対象にデジタルカメラスマートフォンを通じて若い世代の自由な発想をもとに高校生活を記録し、より写真への興味関心を高め、次代を担う人材のクリエイティブな発想の醸成を目的に、2010年より実施している。今回は「高校生活」をテーマに、全国から628点の応募があった。
グランプリに輝いたのは、N⾼等学校2年・渡辺瞳さんの作品『ぼんやりとした不安』。⽬の前に⼿をかざすというシンプルな構図の中に、⽬まぐるしく変化する時代の未来への漠然とした“不安”がビジュアル化されるとともに、モデルの強い⽬線によって不安に打ち勝つ覚悟や信念が同時に表現されていると評された。
準グランプリには、三重県⽴松阪商業⾼等学校3年・ルズンクリスチャンさんの作品『屋上の告⽩:レトロな恋』が選ばれた。屋上での告⽩とそれを遠くで⾒守る仲間たちをという、ストーリーの続きを想像させるようなわかりやすいシーンをセットアップすることで作品の完成度が⾼められており、タイトルの“レトロな恋”にも今の⾼校⽣らしい感性が表れていると評された。
また、部活動など学校単位での応募を対象とした「学校賞」には、千葉県⽴幕張総合⾼等学校、千葉県⽴⻑⽣⾼等学校、神奈川県⽴横浜瀬⾕⾼等学校が選出された。
このほかの入選作品も含め受賞全14作品は、公式サイトにて公開するほか、12月14日〜12月25日まで「OM SYSTEM PLAZA」(東京都新宿区)にて展示される。