埼玉県では近年、不登校児童生徒数が増加傾向にあり、2022年度の調査では県内公立学校における不登校児童生徒数は16,914人と過去最多となった。県では、こうした状況を踏まえ、学校における不登校対策の更なる充実を目的として、不登校の未然防止や不登校児童生徒の支援など総合的な対応方法について記載した学校向けのガイドブックを作成、このほど公表した。
ガイドブックは、不登校の未然防止から長期化への対応までを網羅的に掲載し、学校の対応として重要な項目を中心にシンプルな構成とした。日常的な対応の手引きとしても活用できる実践的な内容となっている。
主な内容は次のとおり。
県では、本ガイドブックをさいたま市を除く県内公立の小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校に配布し、教職員の校内研修資料、教職員の日常的な対応の手引きなどとして活用してもらうこととしている。