裸眼視力1.0未満の児童生徒は小学校で3割を超え、中学校で6割、高校では71.51%にのぼり過去最多だった…先ごろ文部科学省は2025年度学校保健統計調査の結果を公表した。視力の低年齢化が改善されない一方、むし歯の割合は幼稚園で19.44%、高校で32.77%など全校種で過去最少となった。身長、体重の平均値は各校種・男女ともに1998年前後をピークとして、ほとんど横ばいの状況が続いている。
公表されたのは2025年4月1日から6月30日の間に実施された調査の結果。国公私立の幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校から高等学校の満5歳から17歳までの幼児、児童生徒の健康・発育状態について抽出し集計したもの。
裸眼視力1.0未満の児童生徒の割合は小学校で3割を超えて36.07%、中学校で59.35%、高等学校では過去最多の71.51%だった。前年と比較して、幼稚園は2.63㌽、小学校は0.77㌽、中学校は1.26㌽わずかに減少したが、低年齢化傾向は続いている。
一方、むし歯(う歯)の割合は、小学校で30.83%及び高等学校で32.77%、中学校で25.23%、幼稚園は19.44%で2割を下回り、いずれの学校種においても過去最小となった。
アトピー性皮膚炎は中学校が3.0%で過去最多だったが高等学校は0.08㌽減って2.52%、幼稚園は1.62%、小学校は3.29%だった。

身長は17歳の平均が男子170.6㌢、女子が157.9㌢。同じく体重は男子62.2㌔、女子52.5㌔。身長・体重の伸びは各年齢・男女共に1998年頃がピークで、その後ほぼ横ばいで続いている。
肥満度20%以上の肥満傾向児の割合は、男子では11歳が13.24%で最も高く、続いて10歳が13.12%など、16歳(9.79%)を除いて9歳以上の各年代で10%以上だった。
女子では11歳の肥満傾向児が10.16%で最も高かったことをはじめ、全体的に男子より低い傾向だった。10歳では9.51%など他の各年代とも10%未満だった。
痩身度20%以上の痩身傾向児の割合は、男子では11歳が3.70%で最多、次いで15歳が3.66%。13歳で2.76%だったのを除き11歳以降は3%台だった。女子では12歳が最も多く4.46%だった他、11歳から16歳まで3%台が続き、17歳では2.38%へと減少した。

教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年3月16日号掲載