キクチ科学研究所は、ディスプレイ向けスライド装置「ムービジョン(型番MV-4000)」を9月下旬より発売する。価格はオープン。
教室などで使用している電子黒板等を、既存の黒板や下地のある壁面、スチールパーティションに設置できる装置。教員やプレゼンターが電子黒板を見やすい自由な位置に片手でスライドさせることができる。
本製品は、黒板の内側（オフィスであればスチールパーティションなど）に専用のレール（上下高さH1150 mm）を固定して使用する。
本体の金具に対して、電子黒板/ディスプレイモニターを左右いずれかに偏らせて搭載できる構造になっているので、電子黒板を黒板の端に寄せた際にはみ出し幅を大きくとることができ、板書エリアを広げ効率よく黒板を使用できる。電子黒板を使用する際は中央にスライドさせ、板書を行う際は黒板の端に寄せ板書エリアを最大限に確保するなど、授業スタイルに応じた柔軟な使い方が可能。
黒板または下地のある壁面上にレールを設置するため、常に板面に沿って電子黒板がスライドする。教壇上のスペースを確保し、導線の邪魔にならない。
黒板内側に専用のレールを固定して使用する
平面黒板だけでなく、角度のついた曲面黒板やホワイトボード、上下昇降式黒板（別途オプション使用）、オフィスのスチールパーティションなどにも取り付けが可能。黒板設置の場合は黒板自体を下地として固定するため、工事の時間短縮にもつながり、低コストでの導入が可能となる。
