桐原書店はこのほど、プレイスクエアが開発するAI技術を活用した英語エッセイライティング自動採点システム「桐原AIエッセイライティング」に、ChatGPTを連携させた新バージョンをリリースした。
ChatGPT連携版では、新たに主題関連性の評価と提案解答例を提示する機能が追加された。これにより、エッセイの内容をより深く分析し、生徒一人ひとりに最適なフィードバックを提供する。
「桐原AIエッセイライティング」は、プレイスクエア社の英語推論AI「LIKE」によるエッセイ自動採点システム。2022年10月にサービスを開始し、延べ受験者数は約6.8万人、延べ答案数約29万件の自動採点の実績をもつ(2024年8月時点)。大学入試や各種検定試験を分析し、多様な出題トピックと幅広い語数に対応しており、初学者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせたライティング学習が行える。
今回リリースしたChatGPT連携版では、従来からある語彙の分析、文法ミスやスペルミス、エッセイ構成に関する指摘といった添削に加え、主題関連性・内容の一貫性に関する評価、添削ができるようになった。これにより、論理展開の不備や内容の矛盾といったフィードバックが可能に。例えば、エッセイ内で主張と根拠が一致していない場合や、論理の飛躍がある場合に、具体的な改善点を指摘する。
さらに、生徒が書いたエッセイが、指定されたテーマに沿って適切に書かれているかを判断し、主題関連性を評価。テーマから脱線している箇所があれば、それを指摘し、より焦点を絞ったエッセイ作成を支援する。
生徒の回答エッセイに対し、「評価の理由」「よくできた部分」「改善すべき部分」をフィードバックし、生徒のモチベーションを維持しながら、より良いエッセイを書けるようサポートする。
提案解答例機能では、生徒一人ひとりの答案をAIが分析し、個別に最適な解答例を提供。生徒は自身の答案と提案答案を比較することで、効果的な復習と理解の促進を図り、ライティングスキル向上へつなげることができる。
AIによる自動採点により、教員の負担を軽減するとともに、生徒の学習意欲を高め、効果的な学習を支援する。教員は、これまで添削に費やしていた時間を、生徒一人ひとりの個別指導や、より質の高い授業設計に充てることができる。
1回990円、3回2,310円、5回3,630円、10回6,600円のプランを用意した。2025年2月28日までは特別価格(3回1,980円、5回3,300円)で提供する。
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