横浜市立新井中学校および新井小学校で11月22日、プログラミングなどを学ぶ特別授業が開催された。授業を企画・担当したのは、総合ITサービスのProVision。地域の教育現場でデジタル教育を推進し、次世代を担う子どもたちに未来を切り拓く力を育むことを目的として実施した。
プログラミング体験では、ビジュアルプログラミングツール「Scratch」を使用し、生徒たちはゲーム制作に挑戦した。授業ではあえて「完成しないコード」を生徒たちに提示し、自ら試行錯誤しながら修正に取り組む仕掛けを設定。これにより、プログラミングの楽しさだけでなく、QA(品質保証)の重要性を体験的に学ぶ場を提供した。コードを動かしてテストする過程では、バグ(不具合)に気づいた生徒が、自分なりの修正案を考え、講師に提案する場面も見られた。
今回の授業では、プログラミング体験に加え、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、AI(人工知能)の最新技術も体験。それぞれの体験を通じて、IT技術が日常生活や未来の社会にどのように活用されているかを感じてもらう機会となった。