全日本学校教材教具協同組合と筑波大学附属大塚特別支援学校は、2月21日に浦安ブライトンホテル東京ベイで「第2回インクルーシブ教育教材コンテスト」を開催した。コンテストでは、最終審査として入賞教材について制作者がプレゼンテーションを実施。最優秀賞に、札幌市立手稲鉄北小学校・小林涼介教諭の「ぴったり10カード」(小学生<知的障害>の部)が選出された。
ぴったり10カード(小学生<知的障害>の部)
小林涼介教諭/札幌市立手稲鉄北小学校(北海道札幌市)
<教材の狙い・目的>
繰り上がりのある足し算や繰り下がりのある引き算を指を使って計算する子達に向けて、合わせて10になる数の組み合わせを、遊びを通して学ぶことができることをねらいとして、教材を作りました。
その他の受賞作品はこちらで確認できる。
本コンテストでは「あの子の教材をみんなの教材に」というテーマを掲げ、教材情報の共有や優れた教材の製品化に力をいれており、受賞作品は商品化も検討される。今回の会場でも、第1回大会から生まれた教材が展示され、教材を広く流通させるというコンテストの趣旨を印象付けていた。次回、第3回大会は8月に開催する予定。