東京みらい中学校とInstitution for a Global Society(IGS)はこのほど、不登校傾向のある生徒に対する個別最適化された支援策の共同開発プロジェクトを開始した。
本プロジェクトでは、生徒の特性や環境要因を多角的に分析し、より適切な学習・生活支援を提供することを目指す。不登校支援は従来から個別対応が求められるが、その分、学校・教職員に負担が伴う課題もある。本プロジェクトでは、学校や教員に蓄積された教育現場の知見に加え、科学的なデータ分析に基づくアプローチを活用することで、より効果的かつ持続可能な形での支援を実現することを目指す。
東京みらい中学校は、文部科学省より不登校児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育の実施を認められた、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例)としての中学校。
共同開発の主な内容は以下のとおり。
本プロジェクトでは、以下のような成果が期待されている。
今後両者は、プロジェクトの初期検証を経て、より効果的な支援策の開発と汎用性を担保した実用化を進め、持続可能な教育支援モデルの確立に向けて取り組むとしている。
Institution for a Global Society 株式会社