島根県立大学では、人間文化学部地域文化学科、短期大学部文化情報学科の学生有志21人が、プロ編集者・デザイナーに学ぶ特別講座「編集の冒険」を受講し、『県大生による松江暮らし攻略法』を5月22日に発行した。
内容は学生による「ウラ大学案内」を標榜しており、松江キャンパスの学生たちが入学時の困りごとへの解決法や休日の過ごし方など実体験に基づくアドバイスが記されている。
記事のテーマを検討する学生たちの様子
制作にあたっては、谷口印刷・ハーベスト出版が支援。学生に雑誌の編集の仕方などを指導をした。
学生は、プロとともに編集作業を行うことで、出版業というものがどのようなものであるかということを経験するキャリア教育の一環にもなった。
地域文化学科3年の山根裕登さんは「今回の特別編集講座では、プロの出版社の方と共にお仕事ができて、とてもいい経験になりました。将来出版社などへの就職を考えている人には、ガクチカとしても使えるので、機会があればぜひ参加してみて欲しいです!」と冊子制作の充実感を語った。
誌面の一部
発行した冊子は、今年度入学した松江キャンパスの新入生に配布するとともに、7月に行われるオープンキャンパスで高校生にも配布する。また、3~5年後に改訂版を作成する際には保育教育学科、保育学科の学生にも参加を呼びかけ、より充実した『松江暮らし攻略法』の作成を予定しているという。
冊子『県大生による松江暮らし攻略法』(PDF)