研究開発型ウェブコンサルティング事業を展開するペンシルは6月17日、企業のPC処分を通じて子供たちへの寄付を行う「こども支援プロジェクト」(運営:ピープルポート)に参画しており、3年目となった2024年度は不要になった13台のPCを提出したと発表。
ピープルポートが運営する、PC処分を通じて子供への寄付を行う活動。日本には3億台の電子機器が眠っており、そのほとんどがゴミとして処理されている状況がある。これまでは廃棄されていた企業で不要になった電子機器をリユース・リサイクルし、再活用することにより生まれた収益によって、子供たちの教育支援を行うプロジェクトだ。
また、このプロジェクトにおける電子機器の処理は、母国での紛争や迫害から逃れ、日本で難民申請中の人たちが担っているため、難民の雇用機会の創出にも貢献できる仕組みにもなっている。
ペンシルでは社員一人につき1台のPCを利用している。安定的なサービス提供・業務遂行のために入れ替えが生じるため、以前は廃棄を行っていたが、2019年の「SDGs宣言」、2022年3月の「環境基本方針」発表などを通して、環境問題を含むサステナビリティ課題解決に向けた取り組みをより一層推進することとし、2022年度より「こども支援プロジェクト」へ参画している。2024年度は13台のPCを提出し、累計の提出台数は48台になったという。
ピープルポートによれば、教育を受けられない10万人の子供たちのためには1億円の寄付が必要であり、その寄付には1万社の企業のプロジェクト参加が必要だと言われている。