近畿大学附属広島中学校東広島校(広島県東広島市)は7月30日に、1年生を中心とした希望者を対象に、メタバース研修会を実施する。同校で一人一台端末として利用しているChromebookに加え、Androidタブレット端末やVRゴーグルを使ってメタバースを体験し、それぞれのデバイスの操作感の違いと将来の応用分野について考える。
昨年度のメタバース研修の様子
同校では、昨今のメタバースへの関心の高まりを受けて、2022年から「メタバース研修会」を実施している。今年度は1年生を中心とした希望者を対象にメタバースの研修を行う。教員が構築したメタバース空間に生徒が自身のアバターで参加し、空間内での交流や体験活動を行います。「Spatial(スペーシャル)」というブラウザやVRデバイスからアクセス可能なメタバースプラットフォームを使い、Chromebook、Androidタブレット、VRゴーグルの3種類のデバイスを使用することで、それぞれの操作感の違いを比較しながら学ぶ。
メタバースやVRの技術は、現実世界と同じような体験を仮想空間上で再現できるという点から、医療・教育・建築・観光など幅広い分野で注目されている。研修会では、目的や用途に応じて、どのデバイスやブラウザが適しているのかについても考察する。研修会を通じて、生徒たちはメタバースの活用方法やデバイスの特性について理解を深め、今後どのような分野で展開できるかを話し合いながら自身の視野を広げる機会とする。