Mikulakは7月24日、AIを組み込んだ学校向け学習・校務一体型サポートアプリ「ClassCloud」に関する特許を取得したと発表。
本特許は、アプリ上の子供の成果物からAIが所見を自動生成するというもので、教員の所見作成を支援する技術。なお、本特許自体には「所見」という制約はなく、より広範な「成果物からの個人の評価」「単元内の変容の評価」なども権利範囲となる特許。同社では、分割出願によるさらなる範囲の特許取得も目指しているという。
ClassCloudはホワイトボードをベースに授業や学習を支援し、そのデータを使って学級経営や校務も包括的にサポートするアプリ。本特許を用いた「所見生成機能」はすでにClassCloudにて2023年6月からリリース済み。
所見一覧画面 AIの叩き台を効率的に編集できる
ワンタップでClassCloud上の成果物をもとにクラス全員分の所見が生成され、教員がその所見を一覧画面で編集できる機能を有している。所見の材料となった子供の成果物もすぐに見られるため、教員が根拠を辿りながら、責任を持って所見を作ることができる。
本特許の機能により、教員の負担軽減や所見の質の向上、教員の見取りの向上といった効果が期待できる。