近畿大学は2026年度入試から、英検デジタル証明書「大学入試出願連携サービス」を導入する。同学志願者が外部試験利用制度で英検を利用する場合、証明書提出方法が、従来の紙の提出からデジタル証明書を提出する形式に切り替わる。本サービスは、公財・日本英語検定協会が、大学入試におけるデジタル証明書の提出・確認作業の簡略化に向けて、ODKソリューションズと連携して開発したもの。今後、導入大学は順次拡大する予定。
近畿大学では、入試において英検を積極的に活用している。今回、英検協会が掲げる「出願締め切り直前まで英検に挑戦できる環境づくり」「デジタル証明書による出願手続きの利便性向上」という考え方に賛同し、デジタル証明書の導入を決定した。
志願者は、インターネット出願時に英検のデジタル証明書を提出することで、システムが自動で証明書の真正性や本人確認、出願条件との一致をチェックする。これにより、正しい証明書の提出が確実におこなわれる仕組みだ。
デジタル証明書は、英検Rのウェブ合否閲覧日の当日から閲覧・利用が可能。資格取得後すぐに利用できるため、直前に取得した最新の英検資格で出願できる。
デジタル証明書は、取得から提出までウェブ上で即時に完了。紙の証明書で必要だった追加発行の手続きや費用、また郵送にかかる費用や時間が不要になる。
