認定NPO法人CLACKにサイボウズから使用済みPC140台が寄贈された。譲り受けたリユースPCは、経済的などの困難を抱える状況にある中高生に完全無料のデジタル教育とともに届けることで子供たちの自走を支援する。なお、この取組を通じて寄贈されたPCは、累計1600台以上となった(2025年7月時点)。
CLACKは企業から譲り受けた使用済みPCを完全無料のデジタル教育・キャリア教育とともに困難を抱える中高生に提供。自走力の向上を支援するプロジェクト「Pass the Baton(パス・ザ・バトン)」を2021年6月より実施している。寄贈された使用済みPCは、業務提携企業であるパシフィックネットが情報漏洩を防ぐためデータ消去を実施。クリーニングやOSの再インストールを行ったうえで中高生のもとに届けられる。
サイボウズは経済的な困難を抱える中高生にデジタル教育を届けるCLACKの取組に共感。使用済みPC140台を寄贈したが、今回で2回目となる。譲り受けた使用済みPCは、CLACKが運営するデジタル教育・キャリア教育など無料のプログラムに参加する生徒に配布される。
寄贈されたPCで学ぶ中高生の様子
この取組により、中高生は受講期間だけでなく、修了後も継続して学び続けられる環境の構築につながるなど中高生のキャリア開拓のサポートにも寄与している。また、CLACKはサイボウズが提供する「kintone(キントーン)」の導入を進め、業務効率の改善などにも取り組む予定。
Tech RunwayなどCLACKが提供するプログラムは、年間約300人が受け入れられる体制になっており、より多くの困難を抱える中高生に支援を届けるための展開を予定。支援対象者の増加に伴い、必要となるPCの台数も増加していくことから「Pass the Baton(パス・ザ・バトン)」の取組を拡大する。PCの寄贈を検討している企業は「Pass the Baton(パス・ザ・バトン)」の公式サイトから確認できる。