NPO法人eboardは、開発するICT教材eboard内の映像授業において、学習のハードルが下がるよう編集された「やさしい字幕」を提供している。このほど、小学校および中学校課程の映像授業内で、「やさしい字幕」がふりがな(ルビ)に対応した。映像授業およびふりがな付きの「やさしい字幕」は、アカウントの有無に関わらず誰でも無償で利用できる。
「やさしい字幕」は、ろう・難聴の子、日本語の支援が必要な外国につながる子、発達障害などから学びづらさを抱えた子を主な対象として、学習のハードルが下がるよう編集された字幕。「やさしい日本語」の考えをもとにしながら、字幕の表示量の調整、言葉や文章構造の簡素化、学年や教科別の表示工夫などの編集を行っている。
これまでも、「やさしい字幕」では、該当学年以上で習う漢字にカッコ付きのふりがな(例:種子(しゅし))を提供していた。しかし、ICT教材eboardを利用する子供は、不登校経験や学習障害、日本語支援が必要などの理由から、漢字の学習に遅れが出てしまい、各教科の学習につまずいてしまうケースが少なくない。こうした背景を受け、字幕のふりがな(ルビ)表示について技術的な対応も進んだことから、今回、小学校および中学校課程のすべての映像授業において、すべての漢字にふりがな(ルビ)を表示する対応を行った。これにより、より多くの子供たちが学習をスムーズに進められるよう、一層の学びやすさを提供する。
自動文字起こし、やさしい字幕、やさしい字幕<ふりがな(ルビ)対応>の例文と特徴
ふりがな(ルビ)付きの「やさしい字幕」が表示されたICT教材eboardの映像授業