東京都教育委員会の「次世代校務DXプロジェクト」が10月1日より始動した。公立小中学校等の情報を管理する統合型校務支援システムを都内全区市町村で共通化する取り組み。システムの共通化等により、教員の業務が効率化し、教員が子供と向き合う時間を確保し、学習の成果などのデータを活用したきめ細かな指導・支援を可能にする。
次世代校務DXの全体像
都教委は、都内公立小中学校等の統合型校務支援システムの共通化について、全区市町村と協議を重ね、「次世代校務DX環境の共通化方針」を策定済み。今後、システムの仕様検討・構築を行い、2028年度以降順次、都内で共通化された統合型校務支援システムを導入する予定だ。
また、統合型校務支援システム以外に、ダッシュボードや出退勤管理システムの整備にも取り組む。加えて、システム導入が開始となる2028年度までの間においても、「保護者連絡ツール」や「デジタル採点ツール」などを区市町村に導入を推進することで、教員の業務効率化等を実現する取組を進める。