東北大学は、学生・教職員計24,400人が利用可能なスマホ学生証・職員証機能を中核としたデジタル基盤として、大学公式スマホアプリ「東北大アプリ」を、今年度より運用開始した。アプリの開発とシステム構築および運用支援を内田洋行が担当している。
東北大アプリは、学内システムへのアクセス、休講・教室変更などの授業情報、キャンパスマップ、緊急通知・防災情報など、大学生活に必要な情報をリアルタイムに配信し、スマートフォンで一元的に操作・管理できる仕組みとなっている。
主な機能は次のとおり。①スマホ学生証/職員証②講義情報のリアルタイム配信③学内情報の集約④防災情報・キャンパスライフ支援⑤多言語対応・AIチャットボット⑥スケジュール管理
10月1日より附属図書館での利用サービスも新たに対応。スマホ学生証/職員証のQRコードをかざすことで入退ゲートや図書貸出システムでの利用が可能になった。
職員証をかざすことで附属図書館への入退館が可能
今後、在学生や教職員に限らず、オープンキャンパスに訪れる受験生、卒業生、保護者、地域住民といった幅広い人々を対象としたサービスを計画しているという。防災の分野でも、気象庁の自動発報と連携した安否確認機能の実装を検討中で、将来的には、大学と地域が同じ基盤を共有することで、災害時の迅速な情報伝達と安心を支えていく予定だという。