御殿場西高等学校(静岡県)は10月17日、産業能率大学と高大連携に関する協定を締結した。
本協定は、双方の教育資源や人的ネットワークを共有し、次世代を担う人材の育成を目的としており、特に、高校生に大学レベルの学びを提供することやキャリア教育の充実、地域社会への貢献を重視している。
本協定に基づき、高校生が大学レベルの教育・研究に触れる機会を拡充し、双方の教育・研究の充実と発展を目指す。
具体的には、大学教員による特別講義やワークショップ、研究室訪問、共同ゼミナールなどを実施し、高校生に多様な学びの機会を提供。高校で進めている「総合的な探究の時間」やゼミ活動に大学が参画し、課題設定や研究手法、成果発表に至るまで専門的な指導を受けられる体制を構築する。
また、大学のキャリア教育ノウハウを導入し、大学進学後や社会に出た後を見据えた実践的なキャリア支援を展開。高校・大学双方の教員が定期的に情報交換を行い、カリキュラム開発や教育実践での連携強化する。さらに、御殿場市や静岡県内の企業・自治体と連携し、高校生・大学生が協働して地域課題解決に挑むフィールドワークや共同研究も実施する。