デジタルハリウッドは11月13日、ベネッセと共同開発している新たな授業支援カリキュラム「探究×情報」を、2026年4月から全国の高校向けに提供開始すると発表した。
それに伴い、11月27日に、高校教員・教育委員会関係者を対象とした、オンライン研究会「探究×情報で拓く高校教育の新しい学び―DXハイスクールの事例に学ぶ、創造的な学びとDX教育のこれから―」を開催する。
同社は今年2月にベネッセグループの一員となり、本カリキュラムを共同開発。「情報Ⅰ・Ⅱ」および「総合的な探究の時間」に対応し、AIやデジタル技術が社会の基盤となる時代にふさわしい創造的思考力や課題解決力を育む新しい学びを提供し、多くの自治体や高校との連携を行っている。

AIやデジタル技術が社会の基盤となる中、高等学校教育では「探究」と「情報教育」をどのように融合し、生徒の創造的思考や課題解決力を育成するかが重要なテーマとなっている。9月25日に発表された中央教育審議会教育課程企画特別部会の論点整理においても、「情報技術を自在に活用し、課題解決や探究ができること」が今後の教育の方向性として示されている。
デジタルハリウッドは全国各地の自治体や高等学校と連携しDXハイスクール採択校を中心とした教員研修・生徒向け授業・取組支援など、実践的かつ先端的なデジタル教育支援を行っおり、その知見をもとに、教育現場支援に実績のあるベネッセグループと連携し、高校現場で活用できる「探究×情報」授業支援カリキュラムを共同開発した。
本プログラムは、カリキュラム不足や情報分野に精通した教員不足といった課題を解決し、生徒が創造的に学びを広げる授業デザインを支援する。
本プログラムの正式リリースを前に、11月27日、高校教員・教育委員会関係者を対象とした、オンライン研究会「探究×情報で拓く高校教育の新しい学び―DXハイスクールの事例に学ぶ、創造的な学びとDX教育のこれから―」を開催する。
当日は、文部科学省『高等学校学習指導要領解説 情報編』担当者であり、経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリーWG委員などを務める早稲田大阪高等学校・米田謙三氏を講師に迎え、「DXハイスクールの取組から見る探究×情報教育の現状と展望」をテーマに講演を行う。また、「探究×情報」授業支援カリキュラムの構成や活用イメージを初公開し、現場の授業に直結する実践的な授業モデルを紹介する。
日 時 11月27日 16:00~17:00
形 式 Zoomオンライン配信
対 象 高等学校の管理職・探究/情報科担当教員、教育委員会
参加費 無料
講 師 米田謙三 氏(早稲田大阪高等学校 早稲田コース長)
定 員 200人
◆申込フォームはこちら
※申込締切11月25日