ローランドは11月27日、音楽教育の発展と社会貢献を目的として、聖隷クリストファー小学校(浜松市)に電子管楽器「Aerophone mini」(以下、エアロフォン)50台を寄贈したと発表。
同社では、「教育・芸術活動への支援」を重要なテーマとして掲げ、次世代の音楽文化の発展に貢献する活動を行っている。今回の取り組みでは、学校教育の場における電子管楽器の可能性を探りながら、子供たちに新しい音楽体験を提供し、創造力を育むことを目指している。

ローランド社員による奏法レクチャーの様子

電子管楽器「Aerophone mini」
エアロフォンは、初心者でも容易に演奏できる電子管楽器。リコーダーに似たシンプルな運指で、すぐに音を出せる設計。サックスやフルートなど6種類の音色を搭載し、専用アプリとBluetooth接続で50種類以上の音色を追加可能。スマートフォンに保存されている楽曲を再生しながら一緒に演奏したり、アプリのレッスン機能で楽しく学ぶことができる。
今回寄贈した50台は、同校の音楽授業で使用し、児童たちに新しい楽器に触れる演奏体験を提供する。また、3月の卒業式では、児童によるエアロフォンを使った演奏が予定されており、これらの取り組みを進めるにあたり、同社の社員が演奏方法の指導を行い、練習の視察や、卒業式での演奏サポートを行うこととなっている。
同校の太田雅子校長は、最先端の電子楽器の「多様な音色や表現方法を活用し、児童一人ひとりの感性や創造力を育む質の高い音楽教育を実践していきたい」とコメントしている。