みんがくは12月24日、教員の授業デザインづくりを「伴走型」で支援するデザインプロンプト生成支援アプリ「Prompt for teachers」を、スクールAIのプラットフォーム上で提供開始した。本アプリは、相模原市立中野中学校 総括教諭・梅野哲が開発した。小学1年生〜高校3年生まで対応。月額500円で利用できる。

「Prompt for teachers」は、教員が授業デザインを考える際に行ってきた思考の整理・言語化・構造化を、スクールAIが伴走しながら代わりに担うアプリ。
生徒が生成AIと対話しながら「考える→試す→振り返る」という学習プロセスを何度も循環できる“デザインプロンプト”を、教員は対話形式で入力するだけで短時間で自動生成できる。これにより、生成AIを単なる「答えを出す道具」ではなく、学習者の思考を深め、主体的な学びを駆動する“思考の伴走者”として活用する授業設計が、誰でも容易に行えるという。
さらに、単なるプロンプト生成ツールではなく、「スクールAI用アプリをつくるためのアプリ」としても機能する。スクールAI上で生成したデザインプロンプトは、スクールAIでのアプリ作成の起点として活用できるほか、ChatGPT・Gemini・Copilot など、どの生成AIツールにもコピペしてそのまま利用可能。自治体や学校によって使用ツールが異なる現状でも、教員がプロンプト資産を共有し合えるようにし、教員のAI活用の裾野を広げることを目指している。
「デザインプロンプト」とは、教員がもつ 教材観(何を学ばせたいか) と 指導観(どのように学ばせたいか) を、AIが理解できる形に構造化した“AI版の授業デザイン”。授業の意図をそのまま再現できるよう、以下の4つの要素を組み合わせて設計されている。

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