国際パラリンピック委員会(IPC)公認教材『I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)』日本版の新たなアニメーション教材第三弾が公開された。
公財・日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)が開発・普及を担う同教材は、2026年5月末時点で累計21万件のダウンロード数を記録している。今回は小・中・高校生版共通で「パラリンピックってなんだろう?」をテーマに、子供たちの主体的な学びを促す内容となっている。『I’mPOSSIBLE』日本版公式サイトより無料で利用できる。

本教材の最大の特徴は、導入からまとめまでアニメーション映像が授業をナビゲートする点にある。映像の進行に合わせて子供たちの多様な答えを引き出す設計となっており、ICTを活用した高い操作性で「気づき、考え、行動する」学習を支援する。
指導案やワークシートも完備されているため、授業準備における教員の負担軽減にも寄与する。総合的な学習の時間や道徳、学級活動など、幅広いシーンでの活用が可能だ。

子供たちが自分なりの答えを導き出せるよう設計された児童用ページの構成(小学生版より)

授業の流れやポイントをイメージしやすいように設計された教師用ページ(中学生・高校生版より)

東京大会金メダリスト山口選手(水泳)(小学生版+アルファ映像より)
小学生版ではボッチャやブラインドフットボールを題材に「みんなが一緒に参加できる工夫」を考察する。中学生・高校生版ではパラリンピックの歴史をベースに、バリアフリー化された町を通じて「誰もが参加する機会を奪われない社会」について検討を深める。
さらに、+アルファ映像として、東京大会やパリ大会の金メダリストらによるインタビュー映像も収録。
パラスポーツの創意工夫を通じて、子供たちが違いを尊重し、「共に参加する方法」を考え、日常生活での行動変容につながる学びを目指している。