一財・国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は7月1日、2025年度のTOEIC Programの受験者数データをまとめた「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」を発表した。英語で話す・書く能力を測定する「TOEIC Speaking & Writing Tests」(TOEIC S&W)の受験者数が前年度比30%増の約5万1000人となり、2007年のテスト開始以来、過去最多を記録した。
TOEIC Program全体の受験者数は約216万人(前年度比約6万人増)、採用団体数は約3900団体(同700件増)といずれも増加した。中心となる「TOEIC Listening & Reading Test」(TOEIC L&R)が196万4000人(同2万9000人増)と堅調に推移する中、S&W試験の大幅な伸びが目立つ結果となった。実生活やビジネスの現場で求められる実践的な発信力や応答力を可視化したいというニーズが、個人・企業ともに急速に高まっている。
2025年度のTOEIC L&Rの平均スコアは、公開テストでは616点、IPテストでは492点。一方で、TOEIC S&Wの平均スコアは、公開テストではスピーキングが131.5点・ライティングが141.0点、IPテストではスピーキングが110.1点、ライティングが119.9点だった。また、直近3年間の平均スコアは同程度で推移している。


S&W受験者の特徴として、L&Rスコアで600点以上を保有する人が全体の約7割を占め、最高割合は800点台の21.7%だった。また職種別では、公開テストと団体特別受験制度(IPテスト)の双方で「技術」職の受験者が多く、全体の規模を牽引している。同協会は、AIの活用が進む時代だからこそ、相手や目的に応じて意図を的確に伝えるコミュニケーション力の重要性が一層増していると分析している。

